Our Purpose

私たちのあり方

「旅のあいだ」

そんな言葉を思い浮かべながら書いています。


私たちが拠点を置く中軽井沢は、「旅のあいだ」という言葉がしっくりくる場所です。
古くは江戸と京都を結ぶ中山道の旅の道中に位置する沓掛宿という宿場町が今の中軽井沢にあたります。

もう少し軽井沢というエリアにフォーカスしてみると火山である浅間山の動的なエネルギーと、旧軽井沢周辺の静的なエネルギーが混ざり合い、独特の雰囲気を醸し出しています。

更に私たちの拠点は国道から1本入るだけという場所で、街の空気を持ちながらも、ニホンカモシカやニホンザルも現れる、 そんな日常と非日常の間を行き来するような場所です。

そう、日常と非日常を軽やかに行き来する、そんな「旅のあいだ」のような場所をつくりたいと思いました。

忙しく日々の仕事や生活をおくる日常と、時に旅をして喧騒を離れる非日常。
日常では現実的で論理的な思考、時折、自らを内省し深める感情。
そんなふうに人生の時間を使っている方は少なくないと思います。

一方で、その2つは何だかそれぞれが固定化され、点と点のような、別々の世界のもののようにも感じます。
非日常のために日常の生活を頑張る。非日常でエネルギーを貯めたからそれをもって日常に戻る。

私たちの考えは少し違います。

日常と非日常は別のものではなく、もっと有機的に混ざりあい、軽やかに移動しあえるような動的なものであるからこそ、そこに命が宿る。物理的な意味でも、精神的な意味でも動的であることが鍵だと思っています。


分子生物学者、福岡伸一氏が提唱している概念に「動的平衡」というものがあります。

生物は細胞からできているが、その細胞は常に入れ替わっている。 例えば人間も個体のように見えているが、絶え間なく細胞が動き(破壊と再生を繰り返し)ながらバランスをとることで維持されている。

という考え方です。

日常と非日常に置き換えると、その2つはもっと頻繁に、もっと軽やかに、もっと自然に行き来できるとよいなと思うのです。
日常と非日常が混ざりあい、いったりきたりの名人になったら、今まで以上に生を味わえるのではないかなと思うのです。

都会と田舎、空と土、火と水、それらを風にのって感じる。
自分の外面と内面、思考と感情、過去と未来と今を軽やかに行き来する。
自分と家族やパートナー、自分と社会、自分と世界、自分と自然、自分と宇宙が混ざり合う。

それぞれの旅のなかで、様々なモノのあいだを軽やかに行き来しながら、人生を味わう。
そんなことのお手伝いをできたなら、こんなに幸せなことはありません。

あぁ私たち自身も時間と空間を行き来する名人になりたいなと夢見ながら、 みなさんと一緒に探求できたら嬉しいです。


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